Wake-on-LANを利用してパソコンを起動するためには、以下の設定とハードウェアの条件を満たす必要があります。
- Wake-on-LANに対応したネットワークカード。
- アクティブなインターネット接続。
- LANケーブルでインターネットに接続しています。
-
コンピュータの電源状態が以下のいずれかであること。
- Sleep
Start > Sleep
- Hibernate
Start > Hibernate
-
シャットダウン(ソフトオフ
スタート > シャットダウン
注)Mac OS Xには対応していません。
コンピュータが上記の要件を満たしていることを確認した後、WOL用のWindowsマシンの設定を進めることができます。
Windowsのセットアップ
WOLでコンピュータを起動するには、BIOS設定でWOLを有効にし、ネットワークカードを設定する必要があります。
BIOS設定でWOLを有効にするには
- コンピュータの電源を入れ、初期起動時にESC、F1、F2、F8、F10のいずれかを押します。BIOSメーカーによっては、メニューが表示されます。
- 電源」タブを開き、「Wake Up On LAN」を有効にします。
- 保存してBIOSセットアップを終了します。
注:BIOSセットアップにWake-on-LANを有効にするオプションがない場合は、マザーボードのマニュアルを参照して、コンピュータがWake-on-LANに対応していることを確認してください。
ネットワークカードの設定
ネットワークカードは、常に電源が供給されるように設定する必要があります。
ネットワークカードの設定を行う。
- コンピュータの電源を入れ、「コントロールパネル」→「システムとセキュリティ」を開きます。
- 左側のナビゲーションバーに表示されている「デバイスマネージャー」をクリックします。
- ネットワークアダプター」を右クリックし、「プロパティ」をクリックします。
- 電源管理」タブを開き、「このデバイスによるコンピュータの起動を許可する」オプションを有効にします。
注:設定手順は、ネットワークカードやOSによって異なる場合があります。
Windows 8の設定
Windows 8はWake-on-LANをサポートしていないため、標準的なシャットダウン手順ではコンピュータをハイブリッドシャットダウン状態にします。そのため、高速スタートアップを無効にすることをお勧めします。高速スタートアップを無効にすると、シャットダウン時に常にハイバネートモードになります。
高速起動を無効にするには
- コンピュータの電源を入れ、「コントロールパネル」→「電源オプション」を開きます。
- 左のメニューバーにある「Change what power buttons do」をクリックします。
- シャットダウンの設定」で表示される「高速スタートアップをオンにする(推奨)」を無効にします。